弁護士の佐々木 章(ささき あきら)です。
「相続」とは、現在では主に財産(負債を含む)の承継という側面が強調されていますが、本来は仏教用語に由来する言葉です。
「相」には「つぎつぎ」という意味のほか、「人の姿」や「存在」といった意味も含まれており、それが「連続する」「つながる」ことを表しています。すなわち、「相続」とは「人の姿(すがた)が永遠に続いていくこと」を意味しており、そこには本来、マイナスの要素は含まれていないはずです。
相続は、本来「やさしい」ものであるはずです。
しかし近年では、争いが絶えない「争続」、さらには家族・親族までも巻き込んでしまう「争族」といった、否定的な言葉で語られることも増えてきました。
こうした問題は、事前にしっかりと対策を講じることで、ある程度は回避することができます。そして、各分野の専門家が連携して取り組むことによって、より早期の対応が可能となります。
私は、「相続」が本来持つ「やさしさ」という意味を取り戻すために、皆さまのお力になりたいと考えております。
(経歴)
・大阪府立豊中高校 卒業
・同志社大学 法学部 法律学科 卒業
・関西学院大学 大学院司法研究科 卒業(法務博士)
・司法試験合格(2006年)
・現在、弁護士として大阪弁護士会所属、関西学院大学大学院司法研究科で実務家教員(准教授)
(資格)
・マンション管理士試験合格
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験合格
・宅地建物取引士試験合格